バイクの廃タイヤ、どうすれば適切に処分できる?

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バイクの廃タイヤ、どうすれば適切に処分できる?

クルマやバイクの消耗品として、代表的なものとも言えるタイヤ。乗っていればどうしても交換が必要になりますが、使わなくなったタイヤはどのように処分するのがいいのでしょうか?

こちらの記事では、不要となったタイヤの処分方法についてご説明します。

バイクの廃タイヤとは?

バイクで走っていればパンクやとがった異物を踏むなど、タイヤへの何らかの損傷は避けられません。たとえパンクしなくても、損傷したタイヤを履き続けることは危険です。

また損傷しなくても、タイヤはもともと消耗品です。スリップサイン(タイヤの溝の盛り上がったところで、ある程度摩耗すると露出する)が出てきたら、タイヤ交換のサインです。

 

産業廃棄物になる

自治体にごみとして出せる一般廃棄物とことなり、廃タイヤは産業廃棄物となります。産業廃棄物となるものは廃棄物処理法で20種類が定められており、廃タイヤは廃プラスチックの一種というあつかいになっています。

産業廃棄物は、粗大ごみとして自治体に出すことはできません。処理業者によって引きとってもらう必要があります。そもそも産業廃棄物は、廃棄物の再利用を促すための制度です。

環境省のまとめによると、’19年時点で最終処分場の残り容量は約16万立法メートル。このままのペースでは残り17.4年で全国の最終処分場は一杯になってしまうとされています。再利用できるものは、可能な限り再利用していく必要性に迫られているのです。

 

産業廃棄物のひとつであるタイヤも、さかんにリサイクルされています。(一社)日本自動車タイヤ協会のまとめによると、’19年に発生した廃タイヤは102万6,000トン(9600万本)。同年のリサイクル量は96万6,000トンで、リサイクル率は94%となっています。

廃タイヤは、そのほとんどがリサイクルされているのです。ごみとして出すのではなく処理業者に依頼する必要があるのは、そのためでもあります。

参考
(公財)日本産業廃棄物処理振興センター「産廃知識 産業廃棄物処理の現状」
https://www.jwnet.or.jp/waste/knowledge/genjou/index.html

(一社)日本自動車タイヤ協会 JATMA「廃タイヤ(使用済みタイヤ)のリサイクル状況

https://www.jatma.or.jp/environment/report01.html

粗大ごみではだせない

上述の通り、廃タイヤは一般的な粗大ごみとして出すことはできません。ただし以下に述べる方法で「タイヤ」で無くしてしまえば、出せなくもありません。

 

分解してごみに出せるが…

タイヤにかぎりませんが、本来粗大ごみとして出せないようなものもごみとして出す方法はあります。分解して切り刻んでしまえば、出せないこともありません。

 

ただしご説明しましたように、産業廃棄物として再利用を促進するという廃棄物処理法の意義からはかけ離れた行為になります。また自治体によっては、粗大ごみを品目で判定しているとはっきり明示しているところもあります。つまり切り刻んでいても、元がタイヤであることが分かれば引きとってもらえない可能性があります。

タイヤは、多くの人が日頃から見慣れているものです。一概には言えませんが、単に小さく切り刻んだだけでは元が何か分かる可能性はあると言えるでしょう。

 

バイクの廃タイヤを処分する方法と費用、メリットとデメリット

 

タイヤは産業廃棄物であり、一般的なごみとしては出せないことをご説明しました。実際にタイヤを処分する際の方法について、それぞれのメリット・デメリットをみていきます。

 

ガソリンスタンドやバイクショップ

ガソリンスタンドやバイクショップでは、廃タイヤを引きとってもらえることが多いです。料金はお店によってことなりますが、おおむね1本数百円ほどが相場です。

一番のメリットは、店舗数が多く手軽ということでしょう。デメリットとしては、安価ではありますが処分には費用がかかります。

 

 廃品回収業者

廃品専門で回収している業者にも、タイヤを引きとってもらえる場合があります。ただ産業廃棄物にかぎりませんが、こうした無料の回収業者の中には無許可の業者もあるとして環境省が注意を促しています。

環境省では、ホームページで産業廃棄物処理業者を検索できるシステムを用意しています。業者に依頼するのであれば、まずここで検索してみましょう。環境省では無許可の業者は不法投棄や不適正な処理をしている可能性があるほか、高額な処分費用を請求された例もあるとして注意を促しています。

参考
処理業者情報検索 =産業廃棄物処理業者情報検索システム=
https://www.env.go.jp/recycle/waste/sanpai/search.php

環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html

 

リサイクルショップ

リサイクルショップでも、引きとってもらえるところがあるかもしれません。もともと高額なタイヤやあまり使っていないタイヤの場合、有償で引きとってもらえる可能性もあります。

逆にスリップサインの出ているようなタイヤ、つまり相当使い込まれたタイヤの場合、値段が付く可能性はかなり低いといわざるを得ません。

 

ネットオークション

ネットオークションやフリマアプリで、タイヤを出品することもできます。こちらもリサイクルショップと同様、売れれば売却益がそのまま入ります。

ただしこれもリサイクルショップと同様、使い込まれたタイヤの場合、売却できる可能性はあまりありません。

 

まとめ

タイヤの処分は、基本的にリサイクルされることが前提になっています。まだ使えるタイヤであれば売却することも可能ですが、スリップサインの出ているようなタイヤ、つまりもう使うべきではない廃タイヤは、リサイクルされることを前提に処分するべきでしょう。

上ではご説明していませんが、無料の処分業者であればバイク本体の引取と一緒であればタイヤをつけたままで処分することもできます。処分する前に、一度専門家に相談してみてください。


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