消耗品であり、いずれは交換がさけられないバイクのバッテリー。どこで処分できる?費用は必要?など、こちらの記事ではバッテリーの処分方法についてみていきます。
バッテリーをお店で交換してもらった場合は、そのまま引きとってもらえる場合もあります。使いたいバッテリーがあるといった理由で自分で交換した場合には、不要になったバッテリーは自分で処分する必要があります。
そもそもバッテリーは、自治体では引きとってもらえません。つまり「燃えないゴミ」として出すことはできないものです。最近ではスマートフォン用のモバイルバッテリーが広く普及していますが、ニュースでバッテリーの発火・爆発といった事故をご覧になったことがある方も多いでしょう。
基本的に、バッテリーは「危険なもの」としてあつかうべきものであることに注意が必要です。バッテリーには硫酸や鉛がふくまれているため処分が難しく、経産省もH17年に発表した文書の中で、不法投棄されれば環境保全上の支障が生じるおそれがあるとしています。以下、バッテリーの具体的な処分方法についてみていきます。
経済産業省「自動車用バッテリーの回収・リサイクル推進のための方策について」
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/report/pdf/0512_bat.pdf
新しいバッテリーを買ってお店で交換してもらった場合は、古いバッテリーはお店でそのまま引きとってもらえる場合が多いです。引きとりにかかる費用も、最初から提示された料金(バッテリー代・工賃込み)の価格にふくまれていることが多いでしょう。
バッテリーにかぎらず、廃品全般を回収している業者に依頼しても引きとってもらうこともできます。ただしこうした廃品回収を行うには、自治体からの一般廃棄物処理業の許可が必要です。依頼する場合は、かならず許可を受けている業者かどうかを確認するようにしましょう。
廃品回収業者には無許可で営業している業者が多いとされ、不法投棄や違法な処分が行われているとして環境省も注意喚起しています。
環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!」
https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html
ガソリンスタンドでもバッテリーを引きとってもらえる場合があります。どこのガソリンスタンドでも可能とは限りませんが、おおむね無料で引き取ってもらえることも多いようです。
ただしセルフ・セミセルフなど、店員さんがいない・あるいは常駐していないスタンドでは引き取ってもらえない場合もあるようです。ガソリンスタンドに引き取ってもらう場合は、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
ホームセンターでもバッテリーを引き取ってもらえる場合があります。ホームセンターでバッテリーを購入した際だけでなく、持ち込みで引き取ってもらえる場合もあります。
ただしガソリンスタンド同様、どこのホームセンターでも引き取ってもらえるとは限りません。ホームセンターで引き取ってもらう場合も、事前にしっかり確認しておきましょう。
バイク用品店でもバッテリーを引き取ってもらえます。ホームセンターやガソリンスタンドと違い、こちらは専門店だけあって多くの用品店で引き取ってもらえるようです。ただしかならずしも無料で引き取ってもらえるお店ばかりではなく、有料になる場合もあります。
バイクではなく自動車ですが、自動車のバッテリーをあつかっているようなお店であればバイクのバッテリーも引き取ってもらえる場合もあるかもしれません。周囲にホームセンターやガソリンスタンド・バイク店などがないといった場合は、確認してみてもいいでしょう。
バイクの無料処分業者であれば、バイク本体を処分する際にバッテリーも一緒に引き取ってもらえます。
以上、バッテリーを処分できる引取先をご紹介してきました。いずれの引取先でも無料で処分できる可能性はありますが、ガソリンスタンドやホームセンターなど、無料の場合も有料の場合も混在していることがほとんどです。
バッテリーを購入するのと同時に引きとってもらうのであれば無料で引き取ってもらえる場合も多いですが、バッテリーのみを処分したい場合は、しっかり事前に確認しておくことが大事です。
上でも少しふれましたが、バッテリーは危険物としてあつかうべき性質のものです。多くのバッテリーには電解液(希硫酸)が入っており、液が漏れると危険です。持ち運ぶ際には、傾けたままにしないよう気をつけましょう。
バイクの無料処分業者の場合、バイク本体と一緒に引き取る場合はバッテリーも一緒に引き取ってもらえます。確実に無料で処分したいという場合は、一度相談してみるといいでしょう。
tag: バイク バイク 処分 無料, バイク バッテリー